「私は、今のシン・エヴァに全てを託してみたい」3.0+1.01で何が変わったのかを考え、120億までの夢を綴る。

コラム

新世紀エヴァンゲリオンのテレビアニメが放送されたのは1995年。岩手で放送されたのは翌年かもしれません。中学校の教室で、友達が印刷してきたウェブサイトを片手にワイワイ話していた記憶があります。それから約26年。当時12歳だった自分はこの年になってもエヴァンゲリオンの呪縛から解放されていません。

今回のシン・エヴァンゲリオン劇場版は上映開始日の3月8日を皮切りに合計17回(6月17日現在)観に行きました。友人は間もなく100回というのをFacebookで観て自分の未熟さを感じています。いや、レイトショーも劇場休館もあったこの状況でどうやってそこまで行けるのかわかりません。ちなみに劇場休館前で14回、再開後(つまり3.0+1.01上映開始後)で3回観ました。いやあ、エヴァって本当にいいもんですね。

3.0+1.01は何が変更されたのか

予めお伝えしておきますが、この投稿はあくまでも私見なので内容が外れている可能性も十分にあることをご承知おきください。

さて、本題の変更点について考えていきましょう。YouTubeでの変更点を含む考察やTwitterを漁ってみましたが、どうもしっかり観てない人たちが多いなと思ったのが、そもそもこの投稿を書こうと思った理由です。ではまずエヴァンゲリオン公式Twitterではこのように投稿されました。

3.0+1.01の差し替えについては「あくまでカットごとの細かな修正等であり、ストーリー等に変化はありません」とあります。カットごとにちょっとだけ手を入れていったということですね。そもそも新劇場版のナンバリングは小数点以下1桁ずつ同じ数字を増やしていくのが慣例です。1作前の「:Q」は3.0→3.33→3.333のように。ただし、「:序」だけ1.01が存在しています。Wikipediaの記載を引用すると「総監督の庵野によってDVDとして鑑賞する上で最適化した映像・音声の微調整が加えられており、『EVANGELION:1.01』とバージョンが変更されているが、ストーリーや設定での追加変更はない。」あります。ナンバリングの慣例に添って考えるなら、今回も映像・音声の微修正に留まっていることになります。

今回上映作品を見て変わったと思うこと

3.0+1.01を1回目に見たときは、1ヶ月も鑑賞できない期間があったためか、いろんなところに修正がちりばめられているように感じましたが、2回目、3回目と観るうちに変わったことはこの程度ではないかと思うようになりました。

  • 基本的に十字爆発がよりレインボーカラーが強くなった?
  • 「ケンケンの役に立て」の後、ケンスケとシンジがジムニーで移動するシーンで車体の底が追加された?
  • アスカ、マリ、シンジがアップになるシーンがいくつか追加された?
    ・Mk.7の大群に突貫するシーンでマリとアスカがATフィールドのドリルで打ち破っていくところで食いしばってる感じのカット
    ・8号機から初号機にシンジがテレポートするシーン
    ・ガイウスの槍を生成してヴンダーから送り出されるまでのシーン
  • ヴィレのハンディ端末の画面のCGが修正された(変更された)?
    ・ミドリが「それってエゴじゃん」の直前の端末の画面
    ・ヴィレの槍を造って届けると言った時にスクリーンにアップで映し出された端末の画面
  • 音のサラウンド感が増した?

シーンを入れ替えたというより、もう少し分かりやすくした、クオリティを高めたという理解が正しいような気がします。むしろ、音響調整がメインじゃないかと考えていたりもします。前より空間的な感じがするので、一部反映忘れがあったのかな?

3.0がそのままなのはなぜか

この疑問を突き詰めていくと、3.0と1.0の境がどこにあるのかを考えることにも繋がると思います。前述した内容からするとヤマト作戦が境目になるのではないでしょうか。人類補完計画、フォース・インパクトに繋がるストーリーは別次元に入っていきますし、1.0と言えばヤシマ作戦があり、考察界隈の話を聞くと対比になっているとも考えられるそうですから。逆に捉えると、ヤマト作戦開始前までのシーンは修正が加えられていないと思います。音響は別ですが。

なぜマイナーアップデートをしたのか

NHKの特番で庵野総監督がなぜ取材を受けたのかという問いに対し「商売しようと思って」と仰ってました。よってもともとこの段階的プロモーションや話題作りは早い段階で考えられていたでしょう。つまり、カラーとしては何かしらちょっとだけ修正しても話題作りをして少しでも興行収入を伸ばしたい。それが80億円中盤まで来てるから、いっそのこと100億円目指そうということで、急きょ気合いを入れた特典冊子になったんだと推測しています。

正直「なんか変わった」と観客に思って貰え、コアファンがその内容を暴くがごとくリピートしてくれれば興行収入は増えますから、ある意味阿漕ともいえます。ちなみに私もその策にハマってますが。

出来れば観たい、父を超えるその時を

庵野総監督の父ともいえる宮崎駿監督が生み出し、庵野総監督が声で参加した「風立ちぬ」の興行収入は120.2億。新型コロナがなければ、実は庵野総監督が狙ってい目標値はこれだったのではないかと思っています。親を超えること、成長することを求めていたのは、シン・エヴァンゲリオンの後半でもわかる通りです。ミサトさんの「父親に、息子ができることは、肩を叩くか、殺してあげることだけよ」は、宮崎駿という存在に並ぶか、それを突き抜ける無ければ本当に認められないという想いを込めたセリフなのではないかと理解しています。故に、120.2億円を越して欲しいと願うのです。

7月上旬までの上映じゃないかという噂もあり正に「終演間近」な状態ですが、出来うる限り劇場に通ってエヴァを追い求めた時代に一区切りつけようと思います。もし他にもこんな修正個所があるんだよという情報があれば、ぜひ教えてください!

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